作曲のキーの決め方|歌う人の声に合わせる3ステップ

この記事を書いた人:たーなー先生(田中直人)。ATO作詞作曲スクール 作詞コース講師・ボイストレーナー歴30年、延べ5万人以上を指導。テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』エンディングテーマの作詞作曲(2021年・2025年)。作曲コースの講師は大場康司先生です。

作曲のキーは、メロディが決まってから「歌う人の声に合わせて」決めます。

  1. 歌う人が楽に出せる高さを録音で知る
  2. サビの一番高い音を確かめる
  3. 半音ずつ上げ下げして歌い比べる

サビの一番高い音は、「頑張れば出る音」ではなく「楽に出る範囲の少し下」に置くと、歌いやすい曲になります。

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作った曲が歌いにくいのは、キーのせいかもしれません

「メロディはできたのに、自分で歌うと苦しい」「サビで声が裏返る」。作った曲が歌いにくいとき、原因はメロディではなく、キー(曲全体の高さ)が声に合っていないことがあります。キーを作る側の道具として見るのではなく、歌う人の声から逆算して決める。これが、歌える曲にするための近道です。曲の作り始めは鼻歌から曲にする方法、伴奏はコード3つで作る入口をご覧ください。

キーとは何か(30秒で)

  • キーは、曲全体の高さの「基準」です。同じメロディでも、キーを半音(ピアノの隣り合う鍵盤1つ分)上げれば全体が高く、下げれば低くなります。
  • キーを変えても、メロディの形(上がる・下がる)や雰囲気は変わりません。変わるのは「歌う人にとっての楽さ」です。
  • 伴奏のコードも一緒にずれます。あとで直すと手間が増えるので、人前で聴かせる前に決めておくのがおすすめです。

ステップ1:歌う人が「楽に出せる高さ」を録音で知る

  • スマホのボイスメモと、鍵盤アプリ(無料のもので十分)を用意します。
  • 鍵盤アプリで音を1つ鳴らして、同じ高さで「あー」と声を出します。力まずに出せる音と、頑張れば出る音を、録音で聞き分けます。
  • 喉が詰まる、声が裏返る、息が足りなくなる音は「頑張れば出る音」です。そこから半音〜1音ほど下までが、楽に出る範囲の上のほうです。
  • 日によって声の調子は変わります。朝と夜、別の日にも1回ずつ録ると、安心して決められます。
  • 誰かに歌ってもらう曲なら、その人の声で同じことをします。
サビの一番高い音は、「楽に出る範囲」の少し下に置く歌う人の声頑張れば出る音(ここに置かない)楽に出る範囲サビの一番高い音決め方の3ステップ① 楽に出る高さを録音で知る② サビの一番高い音を確かめる③ 半音ずつ上下させて歌い比べる苦しければ半音1つ下げて、もう一度
サビの一番高い音は、楽に出る範囲の少し下に置く

ステップ2:サビの一番高い音を確かめる

  • 曲の中でいちばん高い音は、たいていサビにあります。メロディを鍵盤で弾いて、サビの一番高い音を探します。
  • この音が、ステップ1の「楽に出る範囲」の上のほうに入っていれば、そのキーで大丈夫です。
  • 「頑張れば出る音」に当たっていたら、キーが高すぎます。半音ずつ下げる候補になります。
  • 逆に、サビの一番高い音にまだ余裕があるなら、キーは低すぎるかもしれません。サビの盛り上がりが弱く聞こえることがあります。

ステップ3:半音ずつ上げ下げして歌い比べる

  • 今のキーでサビを通して歌い、録音します。次に半音下げて、さらに半音上げて歌います(合わせて3本)。
  • 聞き比べの物差しは3つ。①苦しくないか ②サビが一番盛り上がって聞こえるか ③Aメロ(低いところ)が声の中に埋もれていないか。
  • サビを優先して決めると、Aメロが低すぎることがあります。その場合は、キーはそのままにして、Aメロのメロディだけ少し高く直す方法もあります。
  • 決めたキーは、曲のメモの先頭に書いておきます(例:「キー:C」、歌う人ごとに)。

よくある失敗

  • 自分の「いちばん高い声」に合わせてしまう:1回だけ出せた音を基準にすると、毎回苦しい曲になります。基準は「毎回楽に出る音」です。
  • 人前で歌う前に決めていない:本番直前にキーを変えると、伴奏の人と合わせ直す手間が増えます。
  • 男声と女声で同じキーにする:歌う人の声の高さが違えば、ちょうどいいキーは変わります。

ひとりで決めにくいときは

キーの決め方は、自分の声の「楽に出る範囲」を正しく知ることが土台になります。ここは、聞いてもらうとすぐ分かることが多いところです。作曲は大場康司先生が担当します。体験では、あなたが作ったメロディを1つ(途中でも構いません)聞き、サビの一番高い音を一緒に確かめるところから始められます。楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても大丈夫です。入会を決めるのは体験のあとです。

よくある質問

Q1. 作曲のキーは、いつ決めればいいですか?

メロディができたあと、人前で聴かせる前に決めます。歌う人が決まっていれば、その人の声に合わせます。

Q2. キーを変えると、曲の雰囲気は変わりますか?

全体が高くなる・低くなるだけで、メロディの形は変わりません。ただ、歌う人の声の出し方が変わるので、聞こえる印象が少し変わることはあります。

Q3. 半音ずつ変えて比べるのはなぜですか?

半音は、ピアノの隣り合う鍵盤1つ分で、歌う人にとっての楽さが変わる最小の単位です。大きく動かすより、小さく動かして比べるほうが、ちょうどいいところを見つけやすくなります。

Q4. 男声の曲を女声で歌うときは、キーをどうしますか?

一般に、歌う人の声の高さに合わせて、全体を上げるか下げるかを決めます。楽に出せる高さを録音で知り、サビの一番高い音を確かめ、半音ずつ歌い比べる手順で、歌う人ごとに決めてください。

Q5. 録音がうまくできません。どうすればいいですか?

スマホのボイスメモで十分です。口からこぶし1つ分ほど離して録ってください。

Q6. 自分の声の「楽に出る範囲」が分かりません。

録音を聞いても判断がつかないときは、聞いてもらうのが早いです。体験でご相談ください。

作ったメロディが1つあれば、サビの一番高い音を一緒に確かめるところから始められます。

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作詞コースは、30年で延べ5万人以上を指導し、テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』のエンディングテーマ(2021年・2025年)を作詞作曲したたーなー先生が、作曲コースは現役のプロ作曲家の大場康司先生が、オンラインの個人レッスンで担当します。譜面が読めなくても、スマホのメモ1行から始められます。AIを道具として使う作り方も、使わない作り方も、同じ先生に相談できます。

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