練習のつもりで公募に応募して作詞のスキルアップ

自分で作った詞に歌をつけて歌うシンガーソングライターは別にして、作詞家としてデビューしたい場合、自分の書きたい詞を書いているだけではなかなかチャンスを手にすることは難しいものです。

しかも、詞は曲が乗って初めて命が吹き込まれますから、曲が乗り難い詞はなかなか受け入れてくれないものです。

作曲ができない人で陥りやすいのが、実は曲が乗る詞ではなくて曲が乗り難い単なるポエムを書いてしまうことです。

単なるポエムから脱却して曲が乗る歌詞を書くには、どのような言葉が曲に乗りやすいのかを知って、語彙を高める必要があります。

具体的には、ヒットしている曲や自分が好きな歌手の曲に使われている言葉をチェックすることです。

言葉によって乗ってくるメロディが浮かぶほどに歌詞を見ていくと、自然と曲が乗りやすい歌詞を書くことが出来るようになります。

その上で、キャッチのあるフレーズを思いつく練習もするといいかもしれません。

具体的には、言葉の連想ゲームが有効です。

例えばつまづくという言葉の上に付く言葉を、思いつくままに連想してつけていきます。

基本的にキャッチのあるフレーズは、感情をストレートに伝えるフレーズや逆に通常使わない言葉の組み合わせになります。

それらの言葉を探し出してストックして置くことで、良い作詞に繋がります。

このような練習を行いながら、自分の好みのシチュエーションとは違う作詞を意識的に行うことも重要になります。

実際、デビューしてお仕事として作詞を行う場合、歌っていただく歌手に合わせたシチュエーションや言葉使いを作詞家には求められます。

次に出す曲についてプロジェクトが組まれ、このような歌を出したいというチームの方針が決まって、その方針で作詞を行っていくので、要望に応えられる作詞を行える必要があります。

もしそれが出来なくて自分の書きたい詞を書いて提供したら、違和感だけが残って聴いてくれないだけでなく、その歌手のイメージダウンになってしまう場合も有り得るので、そのようなことを考えたときに、自分が書きたい詞を書くだけでなく、設定を決めてその設定にあった詞を日頃から書く練習が必要になります。

そのような意味でも、音楽関係であったり地域の振興を目的とした公募に応募することは、スキルアップにも繋がるので最適な練習相手であり、旨くいけばそれが切欠でデビューも可能なので、様々な公募に気軽に応募していくことが重要になります。

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