作詞をするときのテクニックと言えるものの1つとして韻を踏むということが挙げられます。
これは有名なミュージシャンが歌う曲の中も使われているもので、聴いている人からすれば韻を踏んでいるというのがよく分かると思います。
ただ、韻を踏むというテクニックはいろいろと難しい部分があります。
韻を踏んでいる歌詞というのは、それはそれで洒落ている感が出ているので、誰もが使いたくなるかもしれませんが、韻を踏むというのは必須のテクニックではないので、そもそもそこを目指すべきとは思えません。
あくまでも場合によっては効果的なやり方になるというだけであって、韻を踏む箇所を入れないといけないわけではないのですから。
そういう意味では、基本的に作詞をしていくにあたって韻を踏む箇所を入れるというのは、考慮しなくて良い部分になると思います。
作詞というのは、曲の中で言葉を用いて自分の伝えたいことを表現するというのが1つの役割になると思いますが、それと韻を踏むというのは直接関係ないと思います。
というのも、韻を踏まないと相手に伝わらないような表現というのはまずないと思うからです。
つまり、韻を踏むというのは歌詞の果たす役割とはちょっと違うところに存在するものという認識になるのではないでしょうか?したがって、韻を踏んでいる歌詞が含まれた曲というのは、そんなに多くないはずです。
有名な曲の中に韻を踏んでいる箇所があれば、それを自分もやりたくなってくると思うかもしれませんが、韻を踏むというのはやり方としては非常に難しいと思います。
韻を踏んだ結果、逆に伝わりづらくなったとか、理解されづらくなるということは避けたいですし、逆効果になることを考えると、必ずしもそういったものを作詞の中で取り入れていく必要はないと思いますし、そういうテクニックを持っている人が遊び心のつもりで使って行く分には良いかもしれませんが、無理に入れていく必要はないので、こだわる部分ではないというのは覚えておくと良いと思います。
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