作詞をしていく際に1つ意識してもらうと良いこととしては、1番と2番で違いを生むということです。
どうやって違いをつけるか?ということも言えますが、作詞において違いをつけるとすれば歌詞の文字数になります。
1番と2番というのは、同じ箇所であればメロディやテンポは一切変わらないというのが普通だと思います。
となると、1番と2番の同じ箇所に入れる歌詞の文字数を変えると、歌い手が歌うときのスピードが変わるはずです。
歌詞の文字数が変わると、その部分を歌うときの歌い方が変わるわけです。
それがスピードになるわけですが、それが変化することによって、1番と2番の違いとなります。
同じ曲の1番と2番の同じ箇所にそれぞれ10文字と5文字を入れたとしたら、10文字の方はその箇所をより速く歌わないといけませんけど、5文字の方はよりゆっくりと歌わないといけないとなるので、聞き手にとっても如実な違いとして感じられます。
1番と2番では歌詞の内容が当然違うわけですが、それだけの違いに留めるのではなくて、他にも違いを見出すと、聞き手に飽きられないような曲として仕上がるはずです。
1つの曲における作詞が果たすべき役割としては大きいですから、そういったところも考えていかないといけないと思います。
曲全体を通して飽きられないために、より印象に残るような曲にしていくためには、1番と2番での対比というか、差をつけることが重要になると思うので、それを作詞の中でやろうとするならば、こういったポイントが1つ使えるのではないか?と思います。
それ以外にも1番と2番で違いを見出す方法はあると思いますが、言葉選びによって差をつけられる方法としては割とやりやすい方かな?と思いますから、文字数を1番と2番で変えていくというやり方によって、曲全体の印象を1番から2番にかけて変えていくというやり方は全てのケースにおいて有効になるとは言えませんが、上手くできれば上手い作詞と言われるようなポイントになると思います。
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