作詞に行き詰まる時。どうやっても言葉が出てこない時。そんなスランプに陥ることは誰にだってあると思います。
作詞とはクリエイティブな作業であり、自分の中に宿る感性を言葉として表現する行為です。
切羽詰まって焦ってもいい言葉は紡ぎ出すことは不可能です。
それでは、プロの作曲家や小説家、コピーライターなど言葉を作ることを生業とされている方がスランプに陥った時にどうしているのでしょうか?
机に向かって髪をかきむしって言葉が出てくるのを待つ?
いいえ。そうではないのです。
行き詰った時に焦っても余計に焦燥感に駆られてどん詰まりになってしまい、本来持ち合わせていたはずのクリエイティビティは輝きを失ってしまいます。
スガシカオさんはスランプに陥った時に、一度作業をやめて外に出るそうです。
散歩でもよしジョギングやサイクリング、はたまた登山でもいいです。本を持って公園やカフェで読書するもよし。友人と酒を酌み交わすもよし。とにかく「言葉を生み出さなくてはならない」という環境から一度距離を置くのです。
いいアイディアが思いつくのは決してそのアイディアを出そうと集中している時だけに限りません。
過去の科学者なども画期的なアイディアが閃いたのは、ぼーっとのんびり過ごしている時間であったことが多いです。
例えば万有引力を発見したニュートンは、野原で寝転がっている時にたまたま木から落ちてきたりんごの様子を見て重力の存在に思い至り、歴史的な発見を見出しました。
作詞も同じです。なかなか言葉出てこない。そういう時は外に出てリフレッシュし、頭を空っぽにし、「何か生み出さなくてはいけない」という焦燥感から自らを解放することが大事です。
自然の中に身をおいて何も考えずに山や花や雲を眺める。そういった行為の最中に突如言葉が舞い降りてくることがあるのです。
しかし、毎日ただぼーっとしていれば言葉が降りてくるわけではありません。作詞にきちんと集中して向き合い、行き詰まったらその焦燥感から自らを解放してあげる。この繰り返しサイクルが大事なのです。
メリハリ、オンとオフ。このサイクルを繰り返すことであなたのクリエイティビティは復活し、他人を唸らせるだけの言葉、つまり作詞というなの創作性が完結するのです。
作詞に行き詰まったらリフレッシュ。大事なこの考えを頭の片隅に置いておいてください。
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