適当に音楽アプリで曲を聴いていたら、一度聴いたら何となく歌が頭から離れない曲がある…
そんな経験はありませんか?
無意識にリズムをとって歌詞を口ずさんでしまうのを繰り返しているうちに、いつの間にかその曲が好きになっていたり。有名でないアーティストの曲が、いきなり大ヒットしてしまうのは、そういった“頭から離れなくなる歌”というのも関係していると思います。
昔の人は娯楽として万葉集や古事記のような“和歌”を詠んで楽しんでいましたが、現代でも幼い頃から“俳句”や“短歌”を習ったり、百人一首で遊んだりして身近な歌の一つですよね。
特に俳句は小学校低学年の頃、国語の授業で学んだ人も多いのでは?五と七の言葉やリズムに合わせて作られている俳句や短歌こそ、一番慣れ親しんだリズムと言えるかもしれませんね。
あなたは子供の頃に歌っていた童謡を覚えていますか?
「ちょうちょ」や「どんぐりころころ」などの幼稚園や小学校で歌っていたあの曲です。ちょっとあの歌のリズムや歌詞を思い出してみてください。五と七の言葉やリズムを感じませんか?
そう、ここでもあなたは子供の頃からあのリズムに慣れ親しんでいたというわけです。頭に残りやすくて覚えやすい歌というのは、こういった幼い頃からの積み重ねの経験があってこそなのだと思います。
曲を作る際、まず作詞から始めるのだとしたら、ストーリー性を感じさせるようなこだわった内容にすることはもちろんですが、曲をつけやすいように配慮することも重要です。
言葉の中にもリズムを感じさせる、そんな時にこの五と七を意識してみましょう。五文字や七文字のところで句読点が打てるよう作詞をすることで、韻を踏んだリズミカルな文章となり、音楽をつけやすくなるはずです。
もし作詞のイメージがわかないという人は、童謡に替え歌を作るつもりで作詞をしてみるのもいいかもしれません。
明るい曲なら少しテンポを上げて考えてみたり、バラードならさらにゆっくりのテンポで考えてみたり。もし慣れてきたら、頭から離れない曲の替え歌を作ってみるのも面白そうですね。
リズムに乗れば自然と言葉が浮かんできたりして、案外そんな何気ない言葉こそ頭から離れなくなるような歌になるのかもしれません。
実は私が最近頭から離れない歌は、まさに歌詞とリズムが五・七の曲。カラオケでも歌いやすそうな曲で、すぐに好きになりました。
ボーカロイドが歌うテンポの速い早口の曲も好きですが、やっぱり人が歌う曲が一番。カラオケバトルの番組も放送されている今、やっぱり多くの人が求めているのは、歌いやすくて頭に残る歌なのではないでしょうか。
曲を聴いてアプリなどで購入してもらい、カラオケで歌ってもらう。そんな曲が作れたら素敵ですよね。
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