私の作曲論 ~ryo以前~

~プロローグ~
私は、作曲歴23年の43歳です。作曲歴と言っても、ほとんどの曲は学生時代に作り、社会人になってからはペースが落ちたので、作曲した数はそれほど多くはないかもしれません。概ね、40~50曲程度です。
昨今は、ryoであったり、ボーカロイドという言葉をよく耳にします。たしかに、私自身も自分の声質に悩んだこともありますが、あたかもそれさえあれば万能であるというような煽動的な風潮には違和感をおぼえます。つまり、それ以前に作曲というもの自体をしっかり出来ないとなにもならないと思うのです。

~作曲以前に~
曲を作りたいと思うからには、もちろん音楽が好きだと思いますが、なるべく沢山、深く聴いておくべきだと思います。私は、中学3年生のブルーハーツに始まり、高校1年生でSEX PISTOLSに出会って以降、洋楽のパックロックを中心にCDアルバムにして600~700枚程度聴き込みました。そうすることによって、自分の目指すべきアーティスト像というものが自ずと出てきます。日本人であれば、布袋寅泰、Char、甲本ヒロト…、全く曲調が違いますが3人とも長年にわたりシーンに君臨する一流のアーティストです。海外であれば、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ティム・アームストロング…、これまた全く曲調が違いますが、3人とも世界が認めるアーティストです。
因みに、私が目標としたのは甲本ヒロトであり、ティム・アームストロングです。いわゆるヘタウマ系ですが、こればかりは好みの問題なのでどうしようもありません。

~簡単な音楽理論はとても重要~
私は、基本的にスコアブックは見ません。音楽をはじめた頃に、ラモーンズとブルーハーツとオアシスのものを少し見た程度です。その理由のひとつは、すぐにオリジナルに移行したからです。その代わりに、音楽理論を少し勉強しました。音楽理論と言ってもごく初歩的なものです。大きく分けてコードとスケール(単音)があり、コードは各キーのスリーコード+3つのマイナーコード(例えば、キーがCであれば、G、F、Am、Dm、Em、キーがAであれば、E、D、F#m、Bm、C#m)、スケールについてはペンタトニックスケール(いわゆるヨナ抜き、マイナーとメジャー)を覚えるだけです。幸い、私が作曲に使用するギターという楽器はピアノと違って、フレット間をスライドさせるだけでキーを上げ下げできるので、特に簡単です。この要領で、カヴァーと作曲を繰り返していれば、自ずと作曲はできるようになります。

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